ガラスの種類は多く、それらは化学成分、使用方法、製造方法などによって分類する事ができます。このうち最も広く使われている分類方法が、化学成分によるものです。主なものはソーダガラス(ソーダライムガラス)、クリスタルガラス、硼珪酸(ほうけいさん)ガラスの3つのグループで、この3つで全てのガラス量の90%以上をカバーします。

主なガラスの種類

ソーダガラス(ソーダライムガラス)
ガラスの種類 主な原料 特長
一般的なガラス(窓ガラスなど) 珪酸
ソーダ灰
石灰
硬く、軽い
クリスタルガラス
ガラスの種類 主な原料 特長
クリスタルガラス(金属酸化物含有10%以上)
鉛クリスタル[24%PbO](鉛含有率24%以上)
珪酸
炭酸カリウム
酸化鉛
軟らかく、重い
屈折率が高い
透明度が高い
日本におけるクリスタルガラスの定義

日本におけるクリスタルガラスの定義(PDF:11KB)

  名称 金属酸化物含有量
屈折率
(nD)
密度
(g/cm3)
酸化鉛を含む フルレッドクリスタル 酸化鉛30%以上
1.520以上
3.00以上
レッドクリスタル 酸化鉛24%以上
1.520以上
なし
セミレッドクリスタル 酸化鉛単独で10以上含み24%未満のものまたは、酸化鉛24%未満で酸化鉛、カリウム、酸化バリウム、酸化亜鉛を合計で10%以上含むもの
1.520以上
なし
酸化鉛を含まず (カリクリスタルガラス)
(バリウムクリスタルガラス)
(チタンクリスタルガラス)
など
酸化鉛単独で10以上含み24%未満のものまたは、酸化鉛24%未満で酸化鉛、カリウム、酸化バリウム、酸化亜鉛を合計で10%以上含むもの
1.520以上
なし
欧州におけるクリスタルガラスの定義 一覧表
名称 金属酸化物含有量
屈折率
(nD)
密度
(g/cm3)
クリスタルガラス
クリスタリン
酸化鉛、酸化バリウム、酸化亜鉛酸化カリウムを単体または合計で10%以上含む
1.520 以上
2.45 以上
硼珪酸(ほうけいさん)ガラス
ガラスの種類 主な原料 特長
耐熱ガラス(耐熱温度差120℃以上)
超耐熱ガラス(耐熱温度差400℃以上)
珪酸
硼酸
ソーダ灰
耐熱性がある
硬く、軽い
透明度は低い

ガラス原料の特性

原料名 特性
珪酸(けいさん) ガラスの主原料、珪石あるいは珪石が細かくなった珪砂に含まれる。
ソーダ灰 ガラスの主原料の珪石、珪砂を溶けやすくする。
石灰 ガラスに化学的耐久性をもたせる。
炭酸カリウム ソーダ灰と同様、主原料の珪石、珪砂を溶けやすくする。
酸化鉛 ガラスの屈折率を大きくし、透明感を高める。
硼酸(ほうさん) ガラスの膨張率を下げて、耐熱性を高める。
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